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その悩み、専門家に相談を。尿モレ受診のススメ

「最近、外出中のトイレが不安」「尿モレのセルフケアをしてもなかなか良くならない」
──そんな悩みを抱えながら、恥ずかしさから誰にも相談できずに、ひとりで抱え込んでしまう方も少なくありません。
「でも病院に行くほどでは…」とためらっていませんか?

今回は、尿モレの原因や受診の目安、そして治療法について、医師にインタビュー。
尿モレ対策に前向きになれる情報をお届けします。

監修

東京女子医科大学附属足立医療センター
骨盤底機能再建診療部
前田 佳子 先生

そもそも尿モレの原因は?

尿モレの主な原因は、骨盤の底にある「骨盤底筋(こつばんていきん)」のゆるみです。
出産や加齢、肥満、便秘などでこの筋肉が弱まると、お腹に力が入ったときに尿が漏れやすくなります。

また、膀胱や尿道の異常、ホルモンの変化なども影響します。
一般的に、女性はくしゃみや咳、小走りなど腹圧がかかった時に起こる「腹圧性尿失禁」が多く、男性は急にトイレに行きたくなる「切迫性尿失禁」が多い傾向があります。

尿モレってどう受診したらいいの?

「病院に行ったほうがいいのかな」と迷っている方へ。
尿モレは恥ずかしいことでも、特別なことでもありません。

少しでも不便や不安を感じたときに、医師に相談することで早めの改善につながります。

病院に相談するタイミングは?

尿モレは「困っている」と感じた時が相談するタイミングです。

恥ずかしさから我慢してしまう方も多いですが、症状が重症にならないうちに受診することをお勧めします。
検査といっても、いきなり下着を脱ぐような内容ばかりではありません。
まずは気軽に相談することが、解決への第一歩です。

どの科目に相談すればいいの?

尿モレで受診する場合は、基本的に泌尿器科が適しています。
女性の場合は「女性泌尿器科」があれば、より相談しやすく専門的な診察を受けられます。
妊娠中や産後の尿モレが気になる方は、まず婦人科で相談しても大丈夫です。男性は泌尿器科で対応します。

性別を問わず気軽に相談してみましょう。

病院って、どんな検査をするの?

尿モレで受診すると、「どんな検査をされるんだろう」「痛いことはあるのかな」と不安に感じる方も多いかもしれません。
でも、実際の検査や治療は思っているよりずっとシンプルで、体への負担も少ないものがほとんどです。

検査方法について

まず問診で、どんなときに尿モレが起こるのか、頻度や程度などを確認します。
腹圧性尿失禁の場合は、「パッドテスト」と呼ばれる検査で腹圧をかけた時に漏れた量を測定し、必要に応じて手術を検討します。

切迫性尿失禁の場合は、アンケート形式で重症度をチェックし、症状に合った治療方針を立てていきます。

治療方法について

治療は主に「薬物療法」「骨盤底筋トレーニングなどの行動療法」「手術」の3つに分かれます。
患者さんの困り具合や希望に合わせて、軽度でも手術を勧める場合もあれば、重度でも薬や運動療法で改善を目指すこともあります。
最近では、切迫性尿失禁に対するボトックス注射や神経刺激といった新しい治療法も登場し、選択肢が広がっています。

病院で受ける方へアドバイス

病院で診てもらうとき、ちょっとした準備をしておくと、診察がスムーズになり、より正確な診断につながります。
受診を安心して迎えるためにも、日常生活の中で気をつけたいポイントについても紹介します。

受診前に知っておいた方がいいこと

受診時には尿検査を行うことが多いため、病院に着いてすぐトイレに行くのは少し待ちましょう。
先に医師や看護師に確認しておくと安心です。

また、自宅で「1日の排尿回数」や「漏れた回数」をメモしておくと、診察の助けになります。
数日分の「排尿日誌」をつけて持参すれば、生活のリズムや症状の傾向がより正確に伝わり、診断や治療の参考になります。

生理用品での対応はおすすめしない

尿モレを感じたときに、生理用品で代用している方も多いかもしれません。
しかし、生理用品は血液を吸収するために作られており、尿のようにさらっとした液体には向いていません。
吸収しきれずにムレやすく、肌トラブルの原因になることもあります。

尿モレ専用品は吸収力が高く、逆戻りを防いで肌を清潔に保てるのが特長です。
快適で衛生的に過ごすためにも、専用品を使うことをおすすめします。

医師もおすすめ「超うす安心パッド」

尿モレの治療は、病院で原因を確かめながら進めていくことが大切です。
ただ、受診してすぐに症状がなくなるわけではありません。

そんな期間も安心して過ごせるよう、日常のサポートとして尿モレ専用パッドを取り入れるのがおすすめです。

なかでも「超うす安心パッド」は、薄さと吸収力のバランスがよく、医師の目から見ても使いやすさや機能面で優れている点が多い製品です。

薄いから、合わせやすくて動きやすい

薄いパッドであれば、洋服にラインが出にくく、見た目を気にせず過ごせます。
ごわつかないため動きやすく、運動や外出の際にも使いやすそうですね。

吸収力があるのにベタつかない

吸水力もしっかりしています。実際に多めの水分をかけても素早く吸収し、内部でしっかり保持しています。
吸収後の表面もサラッとしていてベタつかず、モレの量が多い方でも安心して使える構造ですね。

消臭効果もあって安心

尿モレで気になる点のひとつが「におい」ですが、この製品はその点でもよく工夫されています。
実際に使ってみてもアンモニア臭が強くなく、本人も周囲も気になりにくい印象です。

混んだ電車など、人が多い場所でも安心して過ごせると思います。

お肌にもやさしいのも嬉しい

頻繁にモレがある方は、どうしても肌への負担が大きくなりやすい印象です。
刺激の強い素材だと赤みやかぶれが出てしまうこともありますが、弱酸性で肌にやさしいタイプを選ぶとトラブルになりにくいですね。

特にパッドを日常的に使う方には、この「お肌へのやさしさ」は大きな安心材料だと思います。

安心パッドの特長を見る

尿モレは放置せずに専門医に相談

尿モレは、年齢や性別に関係なく、誰にでも起こり得るものです。
そこで、専用品を上手に取り入れたり、医師に相談したりすることで、きちんと改善が期待できます。

生理用品ではなく、尿モレパッドを使うことで、衛生面でも肌への負担の面でも安心です。
放置せず専門医に相談することで、不安が和らぎ、気持ちも前向きになっていきます。

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